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2005年 12月 02日

■ 外国人の裁判

何年か前に、裁判の傍聴に行ったたことがある。
一つは、確か、イラン人の薬物売買に関する事件だった。

弁護人が、被告人は罪を認めている旨の陳述をした。
そして、裁判官が、被告人のイラン人に対して、
通訳を通じて、弁護人の言うことに間違いはないかと尋ねると・・・
そのイラン人、自分は何もやっていないと言うわけ。
裁判官も、検察官も、弁護人も、みんな、あれ?

裁判官が、弁護人に、どういうことか尋ねると、
「いやあ、接見したときは、罪を認めていたんですけどね・・・困ちゃったな」
弁護人、苦笑い。
そしてこの後、この弁護人、全然やる気がなくなってしまったのである。
たとえば、検察側証人の調書に対して、いっさい、証人喚問しないと言う。

裁判官 「弁護人、証人喚問しないんですか?」
弁護人 「はい」
裁判官 「でも、証人喚問しないと、まずいんじゃないですか?」
弁護人 「いや、いいです」
裁判官 「被告人が否認しているのだから、すべきではないですか?」
弁護人 「いや、いいです」
裁判官 「それだと、このまま、有罪になってしまいますよ?」
弁護人 「どうせ、ひっくり返りません」

という感じ。裁判官がこの後、しつこく食い下がり、
結局、証人喚問することになった。

ご存じの方も多いだろうけど、国選弁護は、全然利益にならない。
それどころか、場合によっては、赤字ということも多々ある。
だから、ほとんどは、弁護士のボランティアのようなもの。
だから、弁護士も、被告人が否認しているような時間と手間のかかる
込み入った事件は担当したがらないのである。

外国人の犯罪が増えているけど、これでは、ますます、
刑事弁護をしようという弁護士が減ってしまうんじゃないか。
かなり心配。

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by toccata_und_fuge | 2005-12-02 00:08 | 雑記


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